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08.09   comment (0)

うっすらと漫画に出てきてましたが、トーノの妹のエクレールちゃんとアリオトくんです。
トーノはその事件以来ついに妹に会うことは叶わなかったのですが、
実は彼女は生きのびていました。
しかしながら、強いショックにより声を失ってしまいます。
帝国に属することとなったトーノとは逆に、
熱心なマハ=カルラ教信奉者に拾われた妹ちゃんは教団に属することになります。
そこで彼女はアリオトと出会います。アリオトが8歳、妹ちゃんが7歳の時です。
妹ちゃんにとってアリオトは、小さい頃遊んで憧れていた近所の兄ちゃん・ヴァンと面影が似ていたこともあり(アリオトとヴァンは従兄弟 なので当然ではある)、とても惹かれます。
15,6になる頃には恋仲になっておりました。

アリオトは、滅亡しつつあるラファガ族の長たる男としての自覚が強い人物です。
何としても子孫を残さないといけないと思っています。ので、若いながらも結婚…ということを考えていました。
妹ちゃんもそういう意識を持っていて、この人となら…いや、この人じゃないと駄目だと思っています。
しかし、そういった蛮勇部族の男…という偏見のもと、妹ちゃんは養父母に結婚を猛反対されます。
もうあいつとは生涯会うなとまで言われてしまいます。悩みに悩みます。
娘の恋路を反対するような養父母ですが、妹ちゃんを地獄のようなところから救ってくれた恩人であり、
何よりマハ=カルラ教は親や恩人にたいそう忠義を尽くさなければいけないというような教義がありました。
もちろん、養父母もいじわるで反対した訳ではありません。娘の幸せを考えてのことでした。

妹ちゃんは悩みぬいた挙句、アリオトに別れを告げます。
親の反対がどうのなんて話は言いません。わざと結構酷い言い方をして別れます。
自分のことなど忘れてほしかったのです。

帰り道は星の綺麗な夜でした。
妹ちゃんは川に架かる橋の上から、星空がとじこめられた水面をただただ見ていました。
そういう気はなかったのですが、吸い寄せられるように、川の底へ沈むことになります。
これが16歳で生涯の幕を閉じた、トーノの妹・エクレールのお話です。
実は既におなかの中に赤ちゃんが宿っていました。

アリオトはというと、妹ちゃんがそんな末路を辿ったことなぞ知りません。
まだ生きていると思っています。
2年経った今でも妹ちゃんのことが忘れられず、相棒のリドリスちゃんと傷の舐め合いセックスをします。

思うのが、トーノがこの自分の妹の人生の軌跡を知った方が幸せなのか?
それとも15年前に死んだと思ってる今の方が幸せなのか? というところです。
どうでしょうか……。

…このへんのことを、最初に貼ったトノヴァンまんがのエクレール編で詳しく描けたらな~~と思ってはや4か月・・・チーン・・・
根っからのBL好きのフジョシの鴇田なので、
男女のロマンスといえばこの2人と、リズウェン×ロミロミのお姉ちゃんぐらいです。
そっちもまたいずれ…。
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